
「ありがとう」って素直に言えると、なんで心が晴れるんだろう?
先日、家族が一日休憩のための時間をくれたんですが、ダラダラしている自分を頭の中で責めてしまって、
休みながら苦しむという謎の時間を過ごしてしましました。
そんな中でも、その日のうちににこれだけは絶対にやろうと思っていたことが一つありました。
それは、お世話になった子供の習い事の先生が、その日最後の出社になるということだったので、お礼の電話をかけるということ。
気持ちが塞いでいる時に電話をかけるというのは結構しんどく、更に最終日にご迷惑かなという迷いもあったんですが、
この1日を逃したらもうお話しする機会がないので、思い切って夕方ごろ電話をかけてみました。
そうしたら、運よく先生とお話しすることができ、今までの感謝の気持ちを伝えることに成功!
その後、電話を切ったら、不思議とその日の鬱々とした気持ちが晴れていて、これはどうしてだろうなと考えてみました。
「ありがとう」には大きく分けると2種類ある
こんなふうに気持ちが晴れることって時々あるけど・・・
気持ちが晴れた理由の一つには、その日やらなきゃと思っていたことを実行できて、
ひと仕事終えられた達成感で気持ちが晴れたということもあると思います。
でも、それだけでは、こんなに気持ちが晴れることはなかっただろうという特別な晴れやかさがあるんですよね。
思い返すと、この時以外にも、「ありがとう」って人に伝えられたことで、
こういう気持ちになることって結構ありました。
ただ、お礼を言うたびに毎回そういう気持ちなるわけでもないんですよ。
この違いはどう言うことか。
違いはコレ!
子育てをしていても、よく子供に「「ありがとう」って言おうね。」と促したりしてしまいます。
そうすると、子供は自分の意思に関わらず、とりあえず「ありがとう」と言う感じになってしまうんですよね。
同じような感じで、私自身も何となくこの場面では言っておこうみたいな感じで、
形式的に「ありがとう」と言う機会が日常的にあったりします。
挨拶がわりのような感じです。
この場合、「ありがとう」と言う言葉の形はあっても、その中身があまりないんです。
でも、今回みたいに、長年お世話になった方に、お礼を言うような場合は違います。
今までの思い出とともに、感謝の気持ちが心の底から湧き上がってきて、
その気持ちを「ありがとう」と言う言葉として表したものですから、言葉の中身があります。
実質的な中身があるんですね。
そして、その言葉の中身というのは、お礼を伝えたい相手のしてくれたことや与えてくれたことを肯定的に捉える気持ち、
場合によっては相手と自分の関係性、相手の存在そのものを肯定的に受け止める気持ち、
更にはそれを受けた自分に対する肯定的な気持ちなどが混じりあったもので、
相手と自分の存在を肯定的に捉える気持ちが詰まったものなんじゃないかと思います。
だから、この中身の詰まった実質的な「ありがとう」であるかという点が、
気持ちが晴れやかになるかどうかの違いを生んでいるのだと思います。
感情のこもった「ありがとう」が気持ちを晴れやかにするのは、なぜか
そう言う気持ちを持てただけでも、十分気持ちを晴れやかにしてくれることなんですが、
それを伝えることで更に気分が良くなるのは、なぜか。
それは、ズバリ!気持ちの共有です。
「ありがとう」に込められた自分の感情を相手に受け取ってもらい、
自分の気持ちと相手の気持ちがシンクロすることで、
お互いの存在を肯定するような一体感が生まれるからではないでしょうか。
ただ、こういう一体感って、何も「ありがとう」という言葉に限らず、
それ以外のきっかけによって生まれることも色々あります。
例えば、喧嘩中にお互いの感情が剥き出しになった時にも生まれることもあるし、
心からの「ごめんね」を伝えた時とか、一緒に何らかの危機を乗り越えた時とか、
同じ奇跡のようなことを経験して感動を分かち合うとか。
それに、「ありがとう」ってわざわざ言葉にしなくても、
その気持ちが自然と伝わって、お互いの気持ちが一体となることもありますよね。
だから、「ありがとう」と言うことが唯一の方法ではないんですが、
こういう感情を分かち合って人と一体感を味わえるような状況って、中々起こらないんですよね。
そんな中で、比較的「ありがとう」と言う気持ちが自然と心に湧いてくるような機会は多いように思います。
特に、私の場合は、子育てをしている時には人に助けてもらわないと
乗り越えられなかったようなことがたくさんあり、
人に感謝することがとても増えました。
それ以外にも、病気を患っている時、悩んでいる時、苦しんでいる時など、
誰かに助けてもらわないといけないような時こそ、
「ありがとう」と言う気持ちに自然となることってたくさんありますよね。
そう言うピンチの時こそ、心のこもった「ありがとう」を伝える機会に恵まれる。
その時に、感謝の気持ちが自然と伝わるような場合には敢えて言わないと言うのも素敵だと思いますが、
言わないと伝わらないままになってしまうことも多いですよね。
そんな時に、「ありがとう」と言う言葉を使うことで、お互いを肯定する気持ちを分かち合える。
「ありがとう」と言う言葉は、感謝を伝えられた相手のためだけにあるのでなく、
自分のピンチを救ってくれる言葉でもあるんですよね。
相手に伝わらないかもしれないという不安を乗り越える
ところが、形式的に「ありがとう」って言うのは、簡単なんですが、
心のこもった「ありがとう」を言う時って、ちょっと勇気が必要だったります。
自分の気持ちが相手に伝わらないかもしれないとか、重いかなとか、
心からの気持ちを相手に伝えることはとても無防備な感じがして、
傷つくんじゃないかと不安になってしまうから、
それを乗り越える勇気がいるんですよね。
でも、人間関係の中に身を置けば、傷ついたり傷つけたりはつきものだし、
それを避けようとして孤独を選べば、
傷ついたり傷つけたりすることで生じる急性の痛みは避けられても、
じわじわと孤独に蝕まれて、慢性的な痛みに苦しむことになってしまいます。
ですから、思い切って「ありがとう」の言葉を口に出してみるのは、とても大切。
大体、「ありがとう」と言ったことで、
相手が自分の気持ちを受け止めてくれなくて寂しくなることはあるかもしれませんが、
それ以上に収集のつかない事態に拗れてしまうようなことは少ないですよね笑。
ですから、恐れることはありません。
ちょっとの勇気が、あなたの心を晴れやかにしてくれますよ!
