AC・HSP当事者としての気づきと体験談 生きづらさに向き合う(AC・HSP体験とセルフケア)

HSP診断テストを受けて、当事者の私がHSPとACの関係について考えてみた

やまね
やまね

HSP診断テスト、やってみました!
予想外に前向きな気持ちになるテストだったな。

先日、ふと自分のHSPの程度って客観的にどの位なんだろうと気になり、
「HSP診断テスト」を受けてみました。

そして、それをきっかけに、HSP(Highly Sensitive Person)のこと、
AC(アダルトチルドレン)の関係について、
私の体験も交えながら考えてみました。

今日は、そのことについて書いてみたいと思います。


自分にHSPの傾向があると思ったいきさつ

私は、ずいぶん長い間、ACという言葉もHSPという言葉も知らず、
ただ漠然と「自分は何かおかしいな」、「なぜ全てがうまくいかないんだろう」
と言った違和感を抱えて、少しずつ追い詰められていくような感覚で生きてきました。

でも、何度も壁にぶつかり、自分自身を見つめ直すうちに、
子どもの頃の家庭環境で身につけた「考え方のクセ」のようなものが、
その違和感や息苦しさの根本原因になっているのでは、と気づくようになりました。

そしてその後に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を知り、
「この苦しみには名前があったのか」と驚くと同時に、
同じような経験をしている人が他にもいると知って、
安心感のようなものを覚えました。

ただ、そのうちに「自分の特性は、どうも生い立ちだけでは説明がつかない部分もあるな」と感じ始め、
次に出会ったのが「HSP」という概念でした。
そのときは、「これか!」と、まさに目から鱗が落ちるような感覚でした!


HSP診断テストを受けてみた!

最近、ふと「自分にはどのくらいHSP傾向があるのだろう」と気になって、
ネット上でいくつかのHSP診断テストを受けてみました。

HSP診断テスト

ネット上で見つけたテストを3つくらい受けてみたんですが、
どのテストもテスト後の結果が出る時に前向きになれるメッセージがついていて、
予想外にテストを受けたことでちょっと嬉しい気持ちになれました。

▼診断テストの詳細はnoteの記事にまとめています:
HSP診断テストを受けてみて、HSPについて改めて考えたこと


HSPとは──環境感受性の高さ

HSPとは、「Highly Sensitive Person(ひといちばい敏感な人)」の略で、
心理学の中で研究されている概念であり、病気や診断名ではありません。

日本心理学会では、HSPについて次のように説明されています。

心理学では「環境感受性」という概念を用いて,HSPすなわち感受性の個人差を研究しています。この概念は「ネガティブ・ポジティブ両方の環境に対する影響の受けやすさ」を指す特性を表します。

引用元:公益社団法人日本心理学会「あなたの周りの心理学 最近よく聞く”HSP”ってなんですか?」飯村周平

つまり、HSPであるかどうかという該当性の「有無」ではなく、
誰にでもある感受性の強さが、どの程度高いかという「傾向」の問題と考えられているようです。

そして、こんな記述もありました。

感受性が高い人は,自身の特性と合わないストレスフルな環境下では,感受性が低い人よりも確かに「生きづらく」なる傾向があります。同時に,自身の特性と合う良好な環境下では,感受性が低い人よりもむしろ「生きやすく」なる傾向もあるのです。HSPは環境の性質に応じて「良くも悪くも」影響を受けやすい人たちということです。

引用元:公益社団法人日本心理学会「あなたの周りの心理学 最近よく聞く”HSP”ってなんですか?」飯村周平

確かに、HSPは「生きづらさ」と結びつけて語られることが多い印象がありますし、
私自身もそう捉えていた部分がありました。

でも、感受性の高さというのは、「生きやすく」なるための
資質にもなりうるんですよね。

これは、まさに上述のHSP診断にあった前向きなメッセージそのものだなと思いました。


ACとHSP──ふたつの要素が重なる場合

機能不全家族の中で育ったHSP傾向のある子供としての私

私の場合、HSPの傾向が強いというのに加えて、
AC(アダルトチルドレン)の当事者でもあります。

ACとは、機能不全な家庭環境で育ち、
心にさまざまな影響を受けた子ども時代の経験をもつ人を指す言葉で、
HSP同様に、病気や診断名ではなく、「生きづらさの背景を説明するための概念」です。

私の生まれ育った家庭は、父がアルコール中毒で、母が常にそんな父を罵り、
共依存のような状態になっていました。
また、親自体が生きづらさに苦しみ、希死念慮があったり、
子供に対しても非常に攻撃的で、
とても不安的な環境でした。

そうしたストレスフルな環境で育ったことが、
自分の心へ与えた影響はとても大きかったと感じています。

そして、更に、HSPの傾向が強かったことから、
そのストレスフルな環境から受けるネガティブな影響を
より大きくしてしまったように思います。

機能不全家族から巣立ち、HSPだからこそ見えてきたもの

けれど、その家庭環境から巣立ち、社会の中で色々な壁に衝突していく中で、
深く傷つきながらも、同時に深く自分の問題を考え続けて、
自分と向き合ってこれたというのは、
HSPとしての感受性の強さがあったからこそだと思っています。

私の場合、もしこの感受性の強さがなかったとしたら、
「なんとなく生きづらいなぁ」と思いながらも、
それを他人のせいにして済ませたりして、
ずっとそのまま生きていたんじゃないかと思うんですよね。

でも、深く傷ついた分だけ、深く考える力が育まれ、
そこから得るものは本当に大きかった。

やっぱり”良くも悪くも影響を受けやすい”という特性のおかげで、
「生きづらさ」を感じると同時に、
それが「生きやすさ」にもなっているんだなと実感しています。


HSPと現代社会──「鈍感力」と「敏感力」の関係

感受性の強さ──いわば「敏感力」がある一方で、
「鈍感力」もまた、生きる上での大事な力なのではないかと感じています。

「鈍感力」とちょっと言葉は違いますが、
昔お笑い芸人の千原せいじさんが出版した「がさつ力」という本があり、
そのたくましさに感動したのを覚えています。

敏感であるがゆえに動きづらくなることもあれば、
鈍感であることで、余計なことを気にせずどんどん行動できることもある。

安定した社会の中では、もしかすると鈍感力が高い方が、
どんどんやりたいことをやって活躍していけるし、
生きやすいのかもしれませんね。

変化が必要な時代には、「敏感力」が求められる場面も増えてくる

でも、今のように社会が不安定で、
変化や問い直しが求められている時代においては、
そうした“敏感さ”が大きな力になる場面が増えているように感じます。

当たり前と思われてきたことに違和感を抱き、
深い洞察をもって問題の本質を見つめ直す──
そうした力は、まさに敏感な人たちが持つ資質です。

これからの社会には、敏感力と鈍感力、
両方の力を持った人たちが協力し合いながら、
新しい時代をつくっていく必要があるのではないでしょうか。


✨おわりに

HSP診断テストをきっかけに、自分の思っていることを色々まとめてみました。
あなたは、自分の敏感さをどう捉えていますか?

敏感さは「生きづらさ」の原因にもなるけれど、
同時に「生きやすさ」につながる資質でもあります。

どうしたら、この与えられた特性を「生きやすさ」につなげていけるのか──
そんなことを、これからも一緒に考えていけたら嬉しいです😆

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HSPとアダルトチルドレンって、異なる概念ですが共通点も多かったりします。
自分の特性をよく知ることができるツールをご紹介しています!
AC✖️HSPであることと学びの関係について書きました。
  • この記事を書いた人

もりのやまね

私は、アダルトチルドレン(AC)当事者で、
HSP(繊細で感受性が強い気質)の傾向があります。

現在は、一児の母ともなり、不器用ながら何とか生きているところ💦

映画やドラマの鑑賞が長年の趣味で、
年とともに弱ってきた身体に鞭打って睡眠時間を削りながら、
胸に突き刺さるような名作を探究し続けています。

このブログ「Slow growth」では、
そんな私が出会った名作と言えるような 映画・ドラマ(ときどき本も)について批評しています。
そして、 同時に、自分の経験や生活実感をもとに
現代社会と人間の「生きづらさ」の構造を考察することを目指しています。

生きづらさっていうのは、ただの苦しみというだけではなくて、
生きる実感をもたらしてくれる 人生の友ともなりうるものであることを、
お伝えできたらいいなと思っています。

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