
北海道の道東へ初めて行ってきました!
夏休みに家族でどこかへ行こうという話になり、今年も北海道へ行くことにしました😄
北海道(道東)の旅は、心が洗われるような体験の連続で、本当に素晴らしいものでした。
そして、こういう環境であれば、HSPとしての感受性の強さは、「生きづらさ」ではなくて、むしろ「生きやすさ」につながるんじゃないかなと実感できたんですよね。
旅行に行く前に借りていた本にこんなことが書いてありました。
また、アイヌ民族は、人間を取り巻くすべてのものが「カムイ(神)」であると信じていました。火や水、樹木、動物、雷などの自然現象、さらには船や臼、食器といった生活用具もカムイと考えてうやまいました。そして、人間に豊かな恵をもたらしてくれるカムイに、いつも感謝しながら生きてきたのです。
「楽しい調べ学習シリーズ アイヌ文化の大研究 歴史、暮らし、言葉を知ろう」(監修:中川裕)より
実際に行ってみて、道東の森を歩き、この本に書いてあった言葉の意味が全身で理解できるような感覚を味わいました。
この感覚は、感受性の強い方であれば、きっと誰でもわかるものなんじゃないかと思います!
そこで、今回はその北海道での旅の体験を共有させてもらいたいなと思います。
一緒に旅へ行った感覚で読んでいただけたら嬉しいです✨
北海道とのご縁
実は、去年の夏も北海道に行ったんですよね。
去年は、道央の旭川や富良野へ行ってきました。
実は、やまねの親戚は北海道の道央に住んでいて、子どもの頃は毎年のように夏休み中に北海道に行っていたので、北海道はお馴染みの場所。
子どもの頃は、北海道へ家族で行くときは、父がお酒を飲む量が減る(車で移動することが多いので日中は飲めなくなるんですね)ことや、母も親戚がいることで安心するからか、家族全体が穏やかになる傾向があったので、北海道に行くと安心できて、子どもらしい夏の一時を過ごせたという思い出の地でもあります。
それもあって、去年は道央に行ってきたのですが、その時に子どもがマリモやアイヌ文化に興味を持つようになり、今年もまた北海道へ行くことに!
今年はマリモとカムイルミナを見たかったので、道東に行ってみることにしました。
しかし、よく知っていると思っていた北海道ですが、道央と道東では雰囲気がまた全然違っていました。
北海道の広大さ、奥の深さを思い知った感じです。
旅程
2泊3日だったので、道東の全てを廻る時間があったわけではないのですが、今回はこんな感じで過ごしました。
1日目のハイライト
釧路空港に降り立った時から、とても涼しくて空気が澄んでいる感じがしたし、水道の水がとても冷たくて、普段は暑さで外に出られない位の場所で生活していますから、それだけでも別世界な感じでした。
本当は、行ったところ全てをご紹介したいくらいに魅力が詰まった場所なんですが、ものすごく長くなってしまいそうなので、特に私の印象に残った場所をご紹介したいと思います。
釧路空港から阿寒湖までの移動の道:「まりも国道」
まず、空港からホテルに着くまでの道のりで衝撃を受けました。
「まりも国道」という道を通るんですが、道の名前も印象的ですが、この道路がかなりのインパクトでした。
大体、私は旅先で野生動物に会えないかなと思って、いつも移動中は車窓から外を凝視して過ごすんですよね。
でも、大抵は会えないまま終わってしまいます。
ところが、道東の旅では、動物を探している自分の視線の向こう側に、むしろ野生動物の方が人間である私たちを見ているんだという視線を感じるほど、道路周辺に鹿と狐がいたんです!
時々、狐が道路に飛び出してくるので、標識にある通り、動物を轢いてしまわないように本当に注意しなきゃいけない状況でした。
だから、国道を車で走っていても、人間の住む世界に動物がおりて来ているというより、人間の世界と動物の世界が重なり合っているような感覚があり、普段自分が住んでいる環境とは全く異なる世界が広がっているのをヒシヒシと感じました。
阿寒湖周辺の街の魅力
今回は、阿寒湖周辺に宿泊しました。


その周辺の街には、お土産屋さんがたくさんあるんですが、昭和の雰囲気がそのまま残っていて、心がときめきました。
昭和の頃は更に活気があったんだろうなと思いますが、どのお店もその頃の魅力がそのまま生きている感じなんですよね。
そして、お店の方もとても温かくて、お土産を買いに行くだけでも癒されるという不思議な場所でした。
昔の売買って、今みたいに機械的なものじゃなくて、こんな人間らしいやり取りの一つだったのかもなと思いました。

ボッケ遊歩道:静けさの中で聞こえる地下から湧き立つ大地の音
ホテルに着いた後は、阿寒湖周辺をちょっと散歩し、ボッケ遊歩道の方へと歩いて行きました。
ボッケ遊歩道は、森の中を通るとても静かな道で、湖畔の方へ行くとボッケを観察できます。
ボッケというのは、アイヌ語で「煮え立つ場所」を意味する「ポフケ」が語源になっていて、阿寒湖畔で見られる火山活動による現象を指すそうです。
実際に行ってみると、沼の底から泡がボコボコと湧き立っているような場所で、地面が呼吸をして生きているみたいな不思議な光景でした。
遊歩道の静けさの中に、ボコボコというボッケの音と湖の波の音だけが聞こえてきて、それが本当に心地よくて、子どもが一生懸命それを録音しようとしていました。
カムイルミナ
カムイルミナは、1日目と2日目の晩、2日連続で行きました。
当初は1日目だけの予定だったんですが、子どもが夢中になってもう一度行きたいというので、二度行くことに。
カムイルミナは新しいせいか、あまりガイドブックに載っていない夜のアクティビティーなんですが、両日ともたくさんの人が参加していて、人気がある様子。
とても面白かったので、カムイルミナについては、改めて次の記事でご紹介したいと思います!
2日目のハイライト
阿寒湖半ビジターセンターで見た「まりものお手入れ」
1日目で行ったボッケ遊歩道の入り口辺りに、ビジターセンターがあります。
ここは無料で入館できる施設なんですが、阿寒湖周辺の環境についてわかりやすく資料で解説がされていて、森に入る前に観覧しておくと非常によいなと思います。
阿寒湖の名物でもあるマリモも展示されているんですが、たまたま「まりものお手入れ」をしているところに立ち会うことができました。
あの大きなマリモを両手で優しくコロコロとする感じで汚れを落としていくのが面白くて、子どもと一緒にしばらく眺めていました。
阿寒湖の遊覧船
遊覧船にも乗りました。
この遊覧船では、85分の船の旅が楽しめます。
実際に遊覧してみて、阿寒湖の雄大さを体感することができました。
そして、この船の旅では、阿寒湖の中にあるチュウルイ島という小さな島にある「マリモ展示観察センター」へも行くことができます。
マリモ展示観察センターに寄る時間が15分と思ったより短かったので、あまりじっくり展示を見る感じではなかったけど、巨大なマリモが展示されていて面白かったです。
ただ、子どもは野生のマリモが見られると思い込んでいたようで、観察センターで水槽の中のマリモしか見られなくて、予想外にがっかりしていました笑。
でも、湖岸の石などに付着している藻が丸い形のマリモのもとになると知って、後で湖岸の石に付着した藻を見て、「これが野生のマリモの素(?)か!」と満足したようでした。

アイヌコタンと阿寒湖アイヌシアターイコロ
アイヌコタンというのは、アイヌの集落(=コタン)という意味で、てアイヌの文化を発信する場所として、たくさんの民芸品店や飲食店が並んでいます。
そして、アイヌの家(チセ)があったり、祭壇(ヌササン)なども見ることができました。
民芸店が多いので、当たり前と思われるかもしれませんが、このアイヌコタンを含めた阿寒湖周辺のお土産屋さんは、大抵お店の方が自分の手で作ったものを、自分で売っています。
そこにとても魅力を感じました。
今の社会では、分業が多くて、自分の仕事の全体が見えないことが多いのに対し、ここのお店の方々は自分で作ったものを自分で売っていて、自分の仕事の全体像がわかっていて、自分の仕事の意味を知っている。
それって、とても幸せなことだなと羨ましく感じました。

お店の方々は、とても親切な方が多くて、目が湖みたいに澄んでいて美しかった。
都会に暮らしていると、目が死んだ魚みたいになってしまいがちなので、ああいう目をした方にお会いできたこと自体がよい経験になった気がします。
また、アイヌシアターイコロでは、アイヌ古式舞踊も観覧することができました。
古式舞踊を見ながら、この踊りを、かつてアイヌの人々が、この広大な森の中で、夜の深い闇に包まれながら、焚き火の灯に照らされて、舞っていたんだなと想像するだけで、何だか力が湧いてくるような不思議な感覚になりました🔥
オンネトーとその周辺の森
時間が余ったので、行くことにしたオンネトー。
しかし、これが本当に素晴らしい場所でした。
オンネトーは、阿寒湖の宿泊施設から車で40分くらい行ったところにある湖なんですが、これが神秘的。

オンネトーの展望台の方にも行こうかと思って、標識を見ると展望台までの距離は800メートルと書いてありました。
ちょっと遠いかなと思ったんですが、神秘的な森の魅力に引き込まれるように、山道に入ってしまったんですよね。
山道に入るとすぐ森の中を歩くことになるんだけど、そこは今まで入ったことのないような本物の森という感じでした。
何だか、その場所には、ものすごいパワーが渦巻いていて、その力に圧倒されてしまうような感覚。
今まで行ったどんな場所よりも厳かで、怖さがあると同時に美しい場所でした。
例えるなら、もののけ姫に出てくるシシ神さまが生きていた時の森のような感じでしょうか。

ここで、冒頭に書いた通り、アイヌの人々の抱く「カムイ」が全てのものに宿っているという感覚を身をもって体験できたように思います。
結局、蜂がたくさんいて道の半分くらいで引き返してきたのですが、子どもが大きくなったら、またこの道を登って今度は展望台まで行ってみたいねと家族で話しながら帰ってきました。
温泉の川
オンネトウからの帰り道、車の中に硫黄の匂いが漂ってきて、外を見ると川から湯気が出ていたんですよね。

北海道って、ガイドブックでは紹介されてないような魅力的な場所がたくさんありますよね。
広大過ぎて、見どころがあり過ぎて紹介しきれないんでしょうか。秘境がそこら中にある感じでした。
珍しい光景に、車を止めて、温泉が川になって流れているところを近くで見てきました。
手を入れてみると温かい。トンボがたくさん飛んでいて綺麗でした。
3日目のハイライト
神の子池と摩周湖
最終日。阿寒湖周辺から離れて、釧路空港周辺の別のエリアへ行きました。
まずは、神の子池と摩周湖へ。

釧路湿原
今回見た中で、最も広大な景色でした。北海道の広さって、想像以上ですよね。
人間の力が全く及ばないくらいに広大で自然の力が溢れている。
子どもは湿原の中に入っていきたかったようで、展望台から見るのだけでは満足できない言っていましたが、それでも景色の美しさとソフトクリームの美味しさは否めないと言っていました。
今回は、残念ながら乗れなかったんですが、トロッコやカヌーに乗って湿原を楽しむこともできるようなので、これは次回のお楽しみにしたいなと思っています。

最後に
道東の旅は、今の社会で生きづらさを感じる私にとって、価値観の転換にもつながるような素晴らしい経験でした。
その背景には、この土地が育んできた長い歴史と文化があります。アイヌの文化について調べると、鎌倉時代から続く長い長い歴史があるんですよね。
近代社会とは比べ物にならないくらいにサステナブルな社会(もののけ姫でいうと「たたら場」の世界と「アシタカ」の世界みたいな違いですね)。
ここから学ぶことは、本当に数えきれないくらいあると思います。
そして、旅行の間に、その世界の一端を垣間見ただけでも、今自分が生きている社会の中での「生きづらさ」から離れて、生きることって何だろうということを考え直すような機会となりました。
こういう場所であれば、感受性の強さというのは、生きる力そのものになるんだろうなと思います!
ぜひ機会がありましたら、北海道道東に遊びに行ってみてくださいね!
あなたの世界観を変えるような体験が待っていると思いますよ。

とても充実した内容なので、ぜひ釧路空港に行ったら手に取ってみてください。
Vol.3とあるから、シリーズなのかな。全部集めたくなりました。
今回やまねが訪れた道東オススメの場所リンク一覧🗺️
(写真を撮り忘れてしまったりで、記事内でご紹介しきれなかった素敵な場所もあります!)
ホテル「THE FOREST 阿寒 TSURUGA RESORT」
<ホテル周辺の素敵なお店(ご親切にしていただき、ありがとうございました✨)>
かと里民芸店
ふじさわ民芸店



