AC・HSP当事者としての気づきと体験談 生きづらさに向き合う(AC・HSP体験とセルフケア)

アダルトチルドレンのブラック企業体験記|恐怖の新人研修の巻【第1話】

やまね
やまね

あの時は、辛かったなぁ・・・。

昔、ブラック企業で働いていました。途中、休職したりもしたけど、3年位いました。

今まで、その時の経験を文章にしたことはなかったけれど、今振り返ると社会の縮図的な要素があって、考察すべき貴重な体験だった気もします。

なので、その体験についての考察を少しずつ書いていけたらなと思います。

今回は、その第一弾です!

ブラック企業って何か

明確な定義は特にないようですが、一般的には労働法に違反する企業と考えられているようです。

あとは、長時間に及ぶ労働時間、賃金に関する問題、ハラスメントの横行、コンプライアンス意識の低さ、精神論ややりがいを搾取するなどの問題が常態化している企業という捉え方もあるようです。

そして、私が働いていたその会社も、長時間に及ぶ労働時間、ハラスメントの横行、コンプライアンス意識の低さ、精神論ややりがいを搾取するといったことが常態化している環境でした。

でも、労働法に違反するような労働をあからさまに強制するということはせず、もっと巧妙な感じで、上記のようなことを常態化させていた感じです。

だから、人によってはブラック企業だという認識なく働いていた人もいたかもしれません。

ただ、同僚の多くは、自分のいる会社はブラック企業だと多かれ少なかれ思っているようで、社外でのプライベートなコミュニケーションの中では、それをブラックジョークにしたりしていました。

恐怖の研修の巻

入社してしばらくすると、上司から研修があると言われました。

そして、その研修は、ホテルで泊まりがけで行われるもので、新入社員は全員受けなければならないというものでした。

(空気を読まずに、「ちょっと週末忙しいんで行けないかもしれない。」と言ってしまい、上司に呆れられて怒られた思い出があります。)

で、この研修が恐ろしかった。

内容は、営業職として顧客との契約をするまでをロールプレイングするというもの。

ロールプレイングでは、顧客役を人事課の社員や役員の人たちが務め、新入社員達がチームを組んで営業役をして、営業のアポを取り付けて契約するまでを一通り行います。

でも、たったそれだけの内容なのに、なぜホテルで泊まりがけで研修を行うかというと、そのロールプレイングを夜通し一睡もせずに行わせるためなんですね。

そうして、睡眠の時間を奪って新入社員達の精神を追い込み、トランス状態のようにした上で、ある種の洗脳のようなことを行うんです。

なので、研修が始まったばかりの時間は一見普通のロールプレイングのような感じでしたが、だんだんと夜中を過ぎる頃になって皆んなの疲れがピークになり、思考力が低下してきた頃に本性を表してきます。

顧客役の人事課の社員や役員の人たちが豹変し、クレーマー顧客となって、急に怒鳴り出したり、大声でお詫びを言えとか、土下座をしろとか言われて、灰皿を投げつけてきたりすることまでありました。

新入社員の皆は一睡もしてないのに訳のわからないことを捲し立てられて、人格崩壊。

泣いたり、叫んだり、土下座したりと凄まじい状況でした。

考察してみる

今考えると、この研修について言えば、一睡もさせないで研修するなんて明らかに労働法に違反するんじゃないかなと思いますし、ロールプレイングだとしても怒鳴って土下座させたり、灰皿を投げつけるとかは犯罪にもなりうるんじゃないかなと思いますが、当時はあんまりそいういう意識はありませんでした。

何でかというと、研修中、同じチームになったメンバー達も、顧客役をしていた人事課の社員や役員の人たちも、夜通し一丸となって極限状態を乗り越えて頑張ったという高揚感や達成感があり、一つの連帯感のようなものができて、仲間意識が生まれるからなんですね。

だから、この研修がおかしいという気持ちはあっても、それを口に出すと頑張っていた皆んなを裏切るような気持ちになって、後ろめたさを感じてしまう。

勿論、会社の中に居場所がなくなり、職を失うことになるかもしれないという恐怖心もあります。

そういった心理をうまく利用することで、この研修が問題視されることなく毎年続けられていたのかなと思います(昔の話なので、今だったら即問題となりそうですが)。

ただ、その仲間意識は会社の利益のために意図的に生み出された幻想で、本当の仲間になれた訳ではないんですよね。

本当は、会社の都合次第で、幾らでも切り捨てられてしまうような脆い関係です。

そこを見抜いて仲間意識という幻想に惑わされることなく、さっさと通報できればよかったんですが、それができないのはなぜか。

それは、その幻想がとても心地良かったからなんじゃないかなと思います。

ある意味、ブラック企業というのは、生きづらさを抱えた人や孤独な人にとってはある種の居心地のよさがある場所でもあるのかもしれません。

今回は、ここまで!続きはまたいつか

こんなおかしな研修をしている企業は、さすがにもうないかなと思います(あるのかな・・・)。

ただ、仲間意識を利用して組織の問題を顕在化させないというやり方は、色んなニュースを見ていると今でも常套手段なんじゃないでしょうか。

さらには、「私がこのことを問題にすると、これまで一生懸命に頑張ってきた人たちを否定してしまうことになる。」みたいな気持ちって、企業の中だけではなくて、社会のあちこちで起こっていることのような気がします。

そして、この気持ちから抜け出すのが難しいのが、私のように、アダルトチルドレンだったりして、生きづらさを抱えている孤独な人たちです。

ブラック企業のような存在ができてしまうのは、生きづらさを抱えた孤独な人達がたくさんいることの証なのかもしれませんね。

書きたいことは他にも色々あるので、また折を見てこの続きを書いていきたいなと思います!

  • この記事を書いた人

もりのやまね

私は、アダルトチルドレン(AC)当事者で、
HSP(繊細で感受性が強い気質)の傾向があります。

現在は、一児の母ともなり、不器用ながら何とか生きているところ💦

映画やドラマの鑑賞が長年の趣味で、
年とともに弱ってきた身体に鞭打って睡眠時間を削りながら、
胸に突き刺さるような名作を探究し続けています。

このブログ「Slow growth」では、
そんな私が出会った名作と言えるような 映画・ドラマ(ときどき本も)について批評しています。
そして、 同時に、自分の経験や生活実感をもとに
現代社会と人間の「生きづらさ」の構造を考察することを目指しています。

生きづらさっていうのは、ただの苦しみというだけではなくて、
生きる実感をもたらしてくれる 人生の友ともなりうるものであることを、
お伝えできたらいいなと思っています。

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